庭で、元気に育つレモングラス。
レモンの味から苦味や酸っぱさを除いた、なじみやすい清涼感が好きで時々お茶にします。
熱帯原産のレモングラスは、欧米のハーブの本をみても情報があまり載っていません。
地元ではいろんな使い方があるんだろうな、と思っていたら、カリブ海でのレモングラスの活用方法に出会いました。
フィーバーグラスティー
カリブ諸国のジャマイカやトリニダード・トバゴでは、
風邪などで熱がでたときには、レモングラスの茎の部分を煮出して飲む。
このため、レモングラスはフィーバーグラスと呼ばれています。
ジャマイカ出身のシェフが熱く語るフィーバーグラスティーの淹れ方!
要約すると、分量は4-5カップの水に、冷凍レモングラスの茎を6本分。
水が沸騰したところにレモングラスをいれて約15-20分煮出します。
シェフのお父さんは、裏庭の畑から収穫するときに、香りやフィーバーグラスの力が集中している根の部分も少しとるようにしていたそうです。
レモングラスティーの飲み比べ
ふだん、レモングラスをお茶にするときには、西アフリカスタイルです。
葉の部分何本かとって、くるりとまとめてティーポットに入れています。
根元の部分は料理に使うことはあっても、お茶にしたことはありませんでした。
そこで、今回、1. カリブ風:根をつけた茎、2. 茎、3. 葉の3種類をお茶にして飲み比べてしてみることにしました。
根元部分2種類は、それぞれ1.3カップの水を沸騰させた鍋に入れ蓋をして15分煮出しました。葉は4枚をまるめて、1カップの熱湯に15分浸しておきました。
少し根をつけた茎
いつも飲んでいる葉の部分のお茶とはまったく違った味わい。
滋養をたっぷり、あたたかみのある味わいです。
心なしか、しょうがの風味が漂います。写真の手前が根のついた茎のお茶です。
根のついていない茎
根をつけた茎のお茶とほぼ同じですが、レモングラスの葉のお茶にあるすがすがしさを少し感じました。
葉
やさしいレモン風味と爽快感。
リフレッシュ感あふれる、レモングラスの葉で淹れたお茶。
おわりに
同じレモングラスでも、茎と葉では全く別のお茶に。
少しスパイシーで刺激的な葉のお茶はリフレッシュにぴったり。
茎の部分はあまくて栄養たっぷりな印象。
次回風邪をひいて熱がでたときには、根を少しつけたレモングラスの茎を煮出したお茶を飲んでみます。夏の疲れにも効きそうな気がします。